【中学受験】小6夏から入塾し、SAPIXで6クラスアップ!志望校も合格!
―今日は実際に指導していた丸山講師にお時間を頂きましたのでインタビュー形式で色々と質問していきます。限られた期間の中で偏差値10ポイントアップとクラスアップ。さすがですね。どんな指導で目標を達成させたのか、ぜひお話を聞かせて下さい。 まずは受験生の指導、本当におつかれさまでした。ちなみに、この生徒さんを最初に見た時の印象を覚えていますか?
丸山講師:確か夏休みぐらいから来るようになって、すごい活発な子だと思いました。塾に入った最初の方は、自分から話しかけてくれる子は少ないんです。話題を常に提供してくれて、学校の話ではクラスの男子がやんちゃな子が多くて大変とか色々と話してくれました。
―個別指導だと生徒さんとの会話も重要ですよね。印象に残った授業や気をつけていたことはありますか?
丸山講師:積極的に話してくれる子なので、雑談が多くならないように心がけていましたね。雑談の中でも如何に多くの知識を与えられるかを意識しました。よく「今から集中タイムだよ。」と声をかけて、やるときはやる、休憩するときは休憩と、メリハリをつけると正解率も上がっていきました。
―聞いていてもメリハリのある授業がすごく想像できますね。素直な生徒さんで教えやすそうですが、なぜSAPIXという大手塾でクラスアップできなかったんでしょうか?
丸山講師:真面目な分、焦ってしまう所がありました。算数のケアレスミスが多く、計算間違いや、見落とし、読み間違えがほとんどでした。何が違っているのか自分で見つけられないので見直ししても分からない、どうしよう…という気持ちだったと思います。なので、最初の1ヶ月間はSAPIXの授業で分からない所の解説よりも、過去の間違えた問題でなぜ間違えたのか、どこで間違えたのかを見つけるトレーニングを徹底的にしました。トレーナーから、授業内容でこういった傾向があるので…と聞いて、それならこうしましょう!と言ったらトレーナーさんも賛成してくれました。それが本人にも腑に落ちたらしく、いつも「あー、なるほど。そういうことか!」を1ヶ月繰り返したことで、自分自身で何が駄目だったのか見つける力がついたのだと思います。
―なるほど、トレーナーと講師の情報共有や連携がしっかりできていますね。2ヶ月目からはどうしていったのですか?
丸山講師:の週の SAPIX の授業で分からなかった算数の質問に沿って解説指導をしていきました。特に、比や割合の質問がよくありましたね。 掛け合いの授業形式にして、例えば、「問題④が 32 なら問題 ➀ はどうなると思う?」と聞くと、本人が「あ!」となって解いていくような感じです。最初の方は、それが上手くいかず、根本が分からないとか、時間がかかったりしていましたが、ちょっとずつ早くなっていき、 12 月頃からはかなりスピーディに解くことができていましたね。自分の中で理解して、定着していった結果だと思います。
―自習室スペースにもたくさん来ていたようですね。
丸山講師:12月ぐらいからは授業か、自習でほぼ毎日塾に来ていましたね。自習スペースで「何を勉強しているの?」と聞くと「算数の復習です!」と、SAPIXの授業後に自習スペースに来て復習することが当たり前になっていました。そして分からない所を授業で聞いてくるといった良いサイクルで学習できていたと思います。1月になると受験直前なので自習スペースも活気が出てきていました。
―受験日が近くなると、教科指導以外にも生徒さんたちのメンタルフォローも必要ですよね。
丸山講師:そうですね。彼女は持ち前の明るさと精神力で受験を乗り超えられた思いますが 1 月ぐらいにメンタルで負けてしまう子もいました。 何が不安なのか聞いてあげて、こうすれば大丈夫!とか、その時期はプラスの言葉を強く意識してかけるようにしています。本当に第一志望校含めて受験した 4 校全て合格できたのは本人の頑張りが全てだと思います。そこに少しでもお役に立てたことがとても嬉しかったです。
―これから中学に進学する生徒さんへ、ぜひ今後のメッセージをお願いします。
丸山講師:中学受験って基本はイスに座って机の上でノートとテキストを使って勉強するじゃないですか。でも、それだけが勉強ではないことを知って欲しいです。 私自身も、中学受験をして進学した時に、小学校と違って新しい場所に行くことが多かったことを覚えています。裁判所見学とか博物館に行き、見て学ぶことがすごく楽しかったです。 今までにしたことのない経験が出来る場所だと思って下さい。受験勉強で学んだことを活かして、いろんな夢をもった友だちと一緒にこれからもたくさん学んで欲しいです。小さな成功体験を積み重ねていって下さい。